毛髪科学10~シャンプーに使用される界面活性剤~

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シャンプーに使用される界面活性剤はアニオン界面活性剤を中心に、補助的に両性界面活性剤とノニオン界面活性剤が使用されます。
今回は主に使われる界面活性剤の種類と特徴を表にしています。シャンプーの成分表を照らし合わせてみると面白いです。

横幅が制限されてかなり見づらいですがご容赦ください。一番下にPDFで添付していますのでじっくり見たい方はそちらをご覧ください。

イオン性 種類 表示名称例 特性 洗浄力 泡立ち 生分解性 刺激性 よく使われている商品例
アニオン アルキル硫酸塩 ラウリル硫酸Na 洗浄性が高く、泡立ちも良好の活性剤。ほかの活性剤よりも刺激性が高いため、その他の活性剤や添加剤などと併用して使用することが多い。高級アルコール系と言われる。 ?◎ X クレンジングシャンプー
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩 ラウレス-2硫酸Na
オレフィンスルホン酸塩 オレフィン(C14-16)スルホン酸Na 洗浄性が高く、泡立ちも良好の活性剤。高級アルコール系の活性剤よりも刺激性が弱くなる。 ノーマルシャンプー
スルホコハク酸塩 スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na ?他の活性剤との相溶性に優れ、泡立ち効果・泡のきめ細かさに優れている。 ノーマルシャンプー
アミノ酸系 ココイルグルタミン酸Na、ココイルアラニンNa ?グルタミン酸、アラニン、グリシンなどのアミノ酸を元に作られている。毛髪との親和性が高く、しっとりとした質感になりやすい。洗浄力は高くなく、泡立ちもあまりよくない。 ?△ ?△ 低刺激シャンプー
タウリン系 ココイルメチルタウリンNa ?含硫アミノ酸と言われるタウリンを元に作られている。他のアミノ酸同様、低刺激性で、洗浄性は低く、泡立ちもあまりよくない。 低刺激シャンプー
PPT系 ココイル加水分解コラーゲンNa、ラウロイル加水分解シルクNa ?コラーゲンやシルクなどのポリペプタイド(PPT)を元に作られている。アミノ酸同様、毛髪との親和性が高く、コンディショニング性が高い。低刺激性ではあるが、洗浄力は弱く、泡立ちもあまりよくない。 ?△ ?△ 低刺激シャンプー
アマイドエーテルサルフェート PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na ?タウリン由来と類似した構造であるが、泡立ちは良く、刺激性も高級アルコール系と比較すると低く、生分解性も高い。 ノーマルシャンプー
アルカリ石鹸 オレイン酸Na、ヤシカリ石鹸 ?通常の石鹸。洗浄力が高く、生分解性も高い。pHが高いため、皮膚への刺激があり、水道水中のカルシウムイオンと結合し石鹸カスが生成されるため、硬い質感になりやすい。 ?X 環境にやさしい。クレンジングシャンプー
酸性石鹸 ラウレス-3酢酸Na ?生分解性が高く、通常の石鹸と比較して皮膚への刺激なども低い。 ?◎ 環境にやさしい。クレンジングシャンプー
両性 ベタイン コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na ?刺激性が少なく、眼刺激性も少ないため、一般的なベビーシャンプーに使用される。 ?△ 低刺激シャンプー
アミノ酸 ラウリミノジプロピオン酸Na ?アミノ酸と両性の両方の良い点を持った低刺激の活性剤。 低刺激シャンプー

シャンプーに使用される活性剤

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