毛髪科学4~ダメージの詳細~

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下記の要因により髪が傷むことは一番初めの毛髪科学1で書きました。
今回はその詳細についてです。

ダメージの詳細

・自然環境(紫外線・酸化)
・生活行動(ドライヤー・ブラッシング・洗髪など)
・美容行為(パーマ・カラー)

 
1.偏った食事による栄養不足
毛髪をつくるタンパク質が不足すると、休止期の髪の割合が多くなって、大量に抜けることもあります。その後生えてくる毛髪も細くなることがあります。
アミノ酸が毛髪の主な原料です。バランスのよい食事を心がけましょう。

主な働き 栄養素 食品
主成分 アミノ酸 大豆・納豆・凍り豆腐・レバー・ささみ・牛乳・卵
タンパク質代謝 ビタミンB6 まぐろ・さんま・さけ・いわし・さば
細胞の再生 ビタミンB2 レバー・うなぎ・さば・かれい
頭皮の健康維持 ビタミンA 緑黄色野菜・うなぎ・レバー・卵・牛乳
血管の拡張 ビタミンP 柑橘類
血行促進 ビタミンE 黒ゴマ・へーゼルナッツ・落花生・西洋かぼちゃ
細胞分裂活性化 ミネラル 魚介類・わかめ・昆布・海苔・オクラ・なめこ・山芋

 
2.濡れた髪のブラッシング
男性は皆無でしょうが濡れている髪は膨潤してキューティクルが開いた状態になっています。この状態時は摩擦に非常に弱くブラッシングなどでキューティクルが剥がれます。濡れているときはなるだけ過度の摩擦は避けてください。
 
3.乾燥
ドライヤーなどの熱と風によってキューティクルが浮き内部の水分が奪われます。
乾かさないで寝ると摩擦によるダメージを受けますので乾かす前には洗い流さないトリートメントで髪を保護してください。
 
4.プールの塩素
プールの塩素には酸化力があり、カラー剤などに使われる過酸化水素と同じ役割を持っています。もちろん非常に弱いものですが頻度が高いとダメージを受けます。
プールから上がったあとはシャワーでよく残留塩素を洗い落としてください。
 
5.海水
海水の塩分も髪に残留しやすく塩分は髪の水分を奪います。それと海水のpHは弱アルカルですの海水で濡れた髪もアルカリに傾くので紫外線や乾燥に弱くなります。
塩素と同じでシャワーでよく洗い流してください。
 
6.カラー
カラーによるダメージもさることながら本来紫外線を吸収してくれるメラニン色素ぬいて色を染めますので紫外線に大変弱くなります。
紫外線はキューティクルを構成しているタンパク質を変質させ髪の柔軟性を低下し、ダメージの進行と共に発生するキューティクル内部の空洞の元となり、キューティクルの剥がれやツヤの低下、髪内部のダメージへとつながっていきます。進行が進むと髪内部まで影響がでます。髪の内部の強い結合のシスチン結合が切られて、システイン酸が生成し、毛髪内部が変性していきます。その結果毛髪の強度が落ち、切れ毛や枝毛の出来やすい状態となります。
最近はUVカットのヘアケア商品も多く出ていますのでそのようなセット剤でスタリングすることが重要です。
 
7.パーマ
パーマ剤は髪の内部のシスチン結合を切断し、再結合することによってウェーブを形成させます。この再結合時に結合できないものがダメージになって行きます。
この再結合は2000年代に入ってから数段よくなりローダメージでカールを作れるようになってはいます。しかしそれ以上にスタイルチェンジの回数も増えていますのでやはりパーマは3回ぐらいで毛先はボロボロになりやすいです。

髪は本来強いものです。水に対しても溶けませし何千年も前のミイラの髪も腐敗せずに残っています。しかしヘアスタイルを作る上で必要とする髪の状態はとても繊細なポジションでなければなりません。
上記に書いたこと一つ一つはさほどのダメージではありませんがダメージは蓄積します、修復力はあいませんその限られた許容範囲は狭いのです。

男性はいつも書きますが傷みきったときは切りどきなので気にする必要はあまりありませんが、以下の方はケアが必要となります。
①髪を伸ばしていきたい人
②ブリーチ・ハイトーン毛
③パーマを毎回かけられる方

次回からはダメージを緩和してくれるヘアケア剤の種類・詳細を書いていきたいと思います。

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