シャンプーに使用される界面活性剤はアニオン界面活性剤を中心に、補助的に両性界面活性剤とノニオン界面活性剤が使用されます。
今回は主に使われる界面活性剤の種類と特徴を表にしています。シャンプーの成分表を照らし合わせてみると面白いです。
横幅が制限されてかなり見づらいですがご容赦ください。一番下にPDFで添付していますのでじっくり見たい方はそちらをご覧ください。
| イオン性 | 種類 | 表示名称例 | 特性 | 洗浄力 | 泡立ち | 生分解性 | 刺激性 | よく使われている商品例 |
| アニオン | アルキル硫酸塩 | ラウリル硫酸Na | 洗浄性が高く、泡立ちも良好の活性剤。ほかの活性剤よりも刺激性が高いため、その他の活性剤や添加剤などと併用して使用することが多い。高級アルコール系と言われる。 | ◎ | ◎ | 〇 | X | クレンジングシャンプー |
| ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩 | ラウレス-2硫酸Na | |||||||
| オレフィンスルホン酸塩 | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | 洗浄性が高く、泡立ちも良好の活性剤。高級アルコール系の活性剤よりも刺激性が弱くなる。 | ◎ | ◎ | 〇 | △ | ノーマルシャンプー | |
| スルホコハク酸塩 | スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na | 他の活性剤との相溶性に優れ、泡立ち効果・泡のきめ細かさに優れている。 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | ノーマルシャンプー | |
| アミノ酸系 | ココイルグルタミン酸Na、ココイルアラニンNa | グルタミン酸、アラニン、グリシンなどのアミノ酸を元に作られている。毛髪との親和性が高く、しっとりとした質感になりやすい。洗浄力は高くなく、泡立ちもあまりよくない。 | △ | △ | ◎ | ◎ | 低刺激シャンプー | |
| タウリン系 | ココイルメチルタウリンNa | 含硫アミノ酸と言われるタウリンを元に作られている。他のアミノ酸同様、低刺激性で、洗浄性は低く、泡立ちもあまりよくない。 | △ | △ | ◎ | ◎ | 低刺激シャンプー | |
| PPT系 | ココイル加水分解コラーゲンNa、ラウロイル加水分解シルクNa | コラーゲンやシルクなどのポリペプタイド(PPT)を元に作られている。アミノ酸同様、毛髪との親和性が高く、コンディショニング性が高い。低刺激性ではあるが、洗浄力は弱く、泡立ちもあまりよくない。 | △ | △ | ◎ | ◎ | 低刺激シャンプー | |
| アマイドエーテルサルフェート | PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na | タウリン由来と類似した構造であるが、泡立ちは良く、刺激性も高級アルコール系と比較すると低く、生分解性も高い。 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | ノーマルシャンプー | |
| アルカリ石鹸 | オレイン酸Na、ヤシカリ石鹸 | 通常の石鹸。洗浄力が高く、生分解性も高い。pHが高いため、皮膚への刺激があり、水道水中のカルシウムイオンと結合し石鹸カスが生成されるため、硬い質感になりやすい。 | ◎ | ◎ | ◎ | X | 環境にやさしい。クレンジングシャンプー | |
| 酸性石鹸 | ラウレス-3酢酸Na | 生分解性が高く、通常の石鹸と比較して皮膚への刺激なども低い。 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 環境にやさしい。クレンジングシャンプー | |
| 両性 | ベタイン | コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na | 刺激性が少なく、眼刺激性も少ないため、一般的なベビーシャンプーに使用される。 | 〇 | △ | △ | ◎ | 低刺激シャンプー |
| アミノ酸 | ラウリミノジプロピオン酸Na | アミノ酸と両性の両方の良い点を持った低刺激の活性剤。 | 〇 | △ | △ | ◎ | 低刺激シャンプー |