毛髪科学12~サロンのトリートメント~

Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

今回はサロンで行っているトリートメントについてお話します。
美容業界ではにサロンで行うトリートメントをシステムトリートメントと言っています。
システム=多剤化という意味で使っています。

ホームケア用のトリートメントと違う点は数ステップを踏むことでトリートメント効果を
高めいている点です。

トリートメントの目的は
1.髪の内部補修
2.定着させて閉じ込める
3.キューティクルなどを外部補修しコーティング

ホームケア用は1工程で3つの役割を行いますので、内部補修40+閉じ込め30+コート30=トリートメント効果100となります。一方システムトリートメントは2~4工程でそれぞれの役割を担いますので内部補修100+閉じ込め100+コート100=トリートメント効果300とすることができ高い毛髪補修効果を生み出します。

そしてこのシステム化によって相乗効果も得ることができます。それは乳化状態を変化させることによってより髪に定着しやすいようにできると言うことです。
乳化とは本来混ざり合わないもの、たとえば水と油を海面活性剤を使って均一に混ざり合わせることです。クリームのトリートメントも水と油と界面活性剤で構成されいます。きれいに乳化されているものは界面活性剤が油分をきれいに覆っているために水で流されやすいので、乳化状態(乳化粒子が粗い、乳化が不安定などと表現される)にして髪に定着するようにしています。しかし、乳化が不安定なものは製品化しにくいので色々な工夫をして製品をとしての安定性を確保しつつ、トリートメント成分を髪に残すようにしています。

1.新たな油分を添加する。
このことにより乳化を不安定なものに変化させられる。界面活性剤で覆われたトリートメント中の油分が、乳化が不安定になる(界面活性剤で覆われなくなる)ことで髪へ作用しやすくなると同時に、添加した油自体が髪にダイレクトに作用するために高い効果が得られる。

2.相性の悪い成分を添加する。
トリートメント中の界面活性剤と相性が悪く、界面活性剤と引き合って複合体を形成するような成分を添加することで、トリートメントの乳化を不安定な方向へ変化させる。界面活性剤と添加成分で形成された複合体が髪へ付着、さらに界面活性剤で覆われていたトリートメント中の油分も髪へ作用しやすくなるため高い効果が得られる。

このように相乗効果も得られるためサロンのトリートメントはホームケア用トリートメントの数倍の持続性と高い補修効果があるわけです。

This entry was posted in Technical Skill, 毛髪科学. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">